interview001峯崎 | ETO Co., Ltd. ヱトー株式会社

私が就職活動をしていたのは、ちょうどリーマンショック後の就職氷河期のころでした。当時は周りを見るとなかなか内定を貰えない友人も多く、企業の求人数も多くない厳しい時期でした。そのような環境もあって、私自身業界をあまり限定せずに就職活動をしていました。業界は限定しませんでしたが、職種として特に営業職を強く希望していました。
今振り返ってその理由を考えると「スーツを着たかった」「オフィスの外に出ていく仕事がしたかった」という漠然とした理由ではありましたが、営業になりたい、という強い思いを抱いて各社の面接を受けていました。そんな中、ヱトーのことを知って応募しましたが、正直に言えば「商社がどんな会社なのか」よく分かっていませんでした。でもヱトーの面接の中で他業界に比べて、積極的に外へ出ていく働き方、さらにはお客様との深い関係構築に魅力を感じ、入社を決めました。

「現在、取り組んでいる仕事について教えてください」

自分で主体的に取り組み始めた開拓営業が、今の仕事の中心になっている

私はいわゆる開拓営業を活動の主軸に置いて仕事をしています。開拓営業の中でも特に新規取引先をターゲットにした営業活動です。営業所の中には顧客売上ランキングのようなものが存在していて、一般的には売上上位数社の顧客に注力した営業活動を行います。
しかし、上位数社が好景気の時は良いですが、長期的に見ると企業・営業所の売上高が常に上位数社の景気動向に左右されるような状況には大きなリスクもあります。そのような考えから、主体的に現在少額取引のみのお客様や新規取引先を対象にした開拓営業を通して、より強い事業基盤を創ろうと日々活動しています。

「今の仕事で面白い、難しいと思うことは何ですか？」

開拓営業では、ヱトーを知らないお客様ばかり。だからこそ無数の機会が転がっている。

このような開拓営業は、これまでのヱトーでは積極的に行われていませんでした。その為、活動方針や模範となるべき先輩がいない、手探りの状態から始めました。そこでは、深くお付き合いをしているお客様への営業活動と違って、取り扱い商材も、ヱトーという名前も知らないお客様を相手にするため、全くのゼロからPRしていく必要がありました。また、営業マンとしても、売上上位の営業担当は花形ですが、中・小規模の取引先を中心とした活動は地味と捉えられがちです。
でも、だからこそ大きなやりがいもあります。一昔前のヱトーはネジの専門商社でしたが、現在私が活動しているお客様はそのことを知らないお客様ばかりです。それは、現在の技術総合商社として、様々な新しい商材を売り込む機会が常にある、という事でもあります。
前例にとらわれず、いいと思ったものを自分の判断で、お客様にPRすることができる。これが開拓営業一番の醍醐味だと考えています。

「次の100年に向けて考えるヱトーの価値、担う役割とは？」

常に一歩踏み込んだ提案とベストパートナーを築く関係、それを一層磨きをかけていくことで200年目を目指す。

ヱトーの強みは、得意先からの要求事項に迅速に対応することはもちろん、そこから一歩踏み込んだ開発段階からの提案や商流の整理など、商社機能に加え技術の専門性を持ち合わせているところにあります。またお客様の困りごとや相談に真摯に対応するベストパートナーという存在であり続けることも、次の100年にとって大切な役割だと考えます。この強みに一層磨きをかけていくことが200年目を迎える上でも重要なことだと思います。

「応募を考えている方に向けて、ヱトーの良さを教えてください」

誰でも商品知識や仕事内容は会社に入ってから先輩に教わって覚えていくものです。私も入ったばかりの頃は先輩に沢山の迷惑をかけました。私自身、迷惑をかけても笑って許せる先輩でありたいと常に思っています。ヱトーには、このように一人ひとりが伸び伸びと成長していくための環境が多くある、それがヱトーの良さだと思います。